最近は保育園・幼稚園でも英語教育に力をいれているところが増えています。
ネイティブの講師が在籍し、日中すべての会話を英語で行うインターナショナル形式の園も多いです。
とはいっても、英語保育園・幼稚園の内容は園によって様々。
自分の子供や家庭の状況にあった園に入れるように、英語保育園・幼稚園の選び方のポイントをご説明します。
1.英語教育の方針と環境をチェックする
園によって、ネイティブスピーカーの講師が何人体制で在籍しているのか、一日の中で英語を話す時間はどれくらいあるのか確認しましょう。
英語に力をいれていると謳っていても、ネイティブ講師が1、2人しかいなかったり、週に数回しか英語タイムがなかったりするような、お稽古レベルの保育園・幼稚園がやはり多いのです。
本格的にバイリンガルに育てたいと思うのならば、やはり毎日英語を使う環境にいれることが一番大切なので、1クラスに最低1人のネイティブ講師が毎日教える園を選びたいところです。
2.日本語の教育環境もチェックする
日本語メインの保育園・幼稚園ならば問題はありませんが、インターンショナルスクール系の保育園・幼稚園だと、日本語教育が少ないところがあります。英語の力をのばすためには、母国語である日本語の教育は不可欠です。
インターナショナル保育園だからといって、日本語教育が少ないと、小学生以降の学力に影響してきます。
英語の時間とともに、日本語を教える時間もきちんと確保されてあるか確認しましょう。
3.園の規模や施設環境をチェックする
インターナショナル系の保育園を含め、英語をメインに教えている園はほとんど認可外の保育園が多くなります。
ですので、特に東京や大阪など都会の園は町中にあるのでビルの中など規模が小さくなりがちです。
園庭がなかったり、小さかったりすることもありますので、英語教育だけでなく、外でのびのびと体を動かして遊べるかどうかも確認しましょう。
1、2歳の小さい頃はまだいいのですが、小学生になるまでずっと園庭のないビルの一室で遊ぶのは子供にとっても環境がいいとは思えません。
4.給食や課外活動をチェックする
小さい園では給食を外部委託しているところが多く、園の中で給食を手作りしている所は少ないです。
給食の内容はできれば和食中心のものが望ましいですね。牛乳や洋食、カタカナ食が多い給食は、肥満やアレルギーの心配もありますのでできれば避けたいところですが、こればかりは食育への熱心さが園の方針として現れてきます。
できるだけ加工食品が少ない、手作りの食材を食べさせてくれる園のほうがよいですが、無理ならば自分でお弁当を手作りできる場合があるので、園と相談してみましょう。
課外活動は、園によってはバイオリンやピアノ、体操など豊富な課外活動を園の中でしてくれるところがあります。
保育園・幼稚園の通常保育のあとに移動する必要がないので、働くママにとってはありがたいシステムですよ。
5.年間の費用をチェックする
英語メインの保育園・幼稚園は認可外のところが多いので、補助金がでない所が多いです。そのため、費用が月10万近くなるなど、非常に高くなるのが特徴です。
その他、クーラー費や給食・おやつ代、保険代など他の費用もかさんできますので、年間でいくらになるのか前もって費用を確認しましょう。
いざ通わせても費用が払えなくなる・・といったことがないように、事前にしっかり調べておきましょう。