３歳の子供が幼稚園に行きたくない理由

いよいよ本格的な幼稚園の始まる３歳。
楽しく過ごしてくるんだろうな・・・楽しい場所、
楽しい事などはすぐに覚え、ニコニコして登園できるはず。

でも「幼稚園に行きたくない」が登場してしまった！！

泣いてばかりで、なだめようとしてもひっくり返って大暴れ。
これでは毎朝、親子でぐったりですよね。

ではなぜ幼稚園に行きたくなくなってしまうのでしょうか。

「幼稚園では全く泣かずに、ニコニコして過ごしていましたよ。」
と、先生に言われホッとすることがあります。

やっぱり幼稚園は楽しいんだ。
でもなんで「幼稚園に行きたくない」がでてきてしまうんだろう。

ここは、３歳になったつもりで考えてみましょう！

3歳までいつも一緒だったママと、毎日のようにバイバイしなくちゃならない。
この事だけでも、３歳にとっては最大級に寂しい事。

3歳の頭の中では、寂しさと楽しさが戦っているんです。
ママの顔を見ているうちは、寂しいスイッチがONになり幼稚園に行きたくない。
幼稚園にいくと、ママがいなくなるので、楽しいスイッチに切り替わる。

こうやって、子供自身、今、自分とってなにが一番なのか、頭の中で葛藤しているんです。

我が家の３歳の息子。
幼稚園に行きたくないと毎日泣いていました。

泣きながらも私の後をついてくるので、
3歳でも行かなきゃならない事は分かっているんだな・・・とは感じていました。

泣きながら、エレベーターに乗ると、途中の階から人が乗ってきました。
すると、涙はピタッと止まり、ニコニコ顔で「おはよう」と言っているではないですか！
しかも、「幼稚園は楽しい？」と聞かれ「うん！楽しい」と元気よく答える。

あいた口が閉まらないとはこういう状況の事をいうのですね。

最後に元気よく、行ってきます！と手を振ったあと・・・・幼稚園に行きたくない～と大泣き。
ええぇぇぇ！！と思いましたよ。私は。

３歳にして、建前ができてきる・・・すごい！と感心しました。
でもこれは３歳なりに、頭をフルに使って、寂しさと楽しさが葛藤中だという事。

3歳という小さな子供の頑張りに、なんだか切なくなりました。

他人には見られたくない「本音」をぶつけられるのは親だけなんですよね。
毎朝の大泣きはとてもシンドイものですが、
今、この幼稚園時期だけしか体験のできない事です。

幼稚園に行きたくない！は年齢を追うごとに少なくなっていきます。
自分にだけ向けられている３歳の本音を、
ギュッと抱きしめて、笑顔で通える幼稚園になるといいですね。

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